採用できないのは「魅力不足」ではなく「認知不足」かもしれない

この記事は、医療・介護・福祉業界に特化したSNS採用・ブランディング支援を行う株式会社視える化の考え方をまとめたものです。


「うちには魅力がないから」と諦めていませんか?

採用について相談を受けていると、

こんな言葉を聞くことがあります。

「うちは給与が高くないから。」

「大手法人には勝てないから。」

「立地もそんなに良くないから。」

「特別な福利厚生もないから。」

そして、

応募が来ない理由を

「自社には魅力がないから」

と考えてしまいます。

もちろん、

給与や休日、立地などの条件は大切です。

しかし、その前に一つ考えてほしいことがあります。

そもそも、求職者はあなたの会社を知っているでしょうか。


知られていない会社は、比較すらされない

求職者が転職先を選ぶとき、

いくつかの会社を比較します。

給与。

休日。

勤務地。

仕事内容。

職場の雰囲気。

理念や価値観。

しかし、

比較されるためには、

その前に必要なことがあります。

それが、

「会社の存在を知ってもらうこと」

です。

どれだけ良い職場でも、

どれだけスタッフを大切にしていても、

どれだけ素晴らしい理念があっても、

知られていなければ、

求職者の選択肢には入りません。


採用には「認知」というスタート地点がある

採用というと、

求人を出す。

応募が来る。

面接する。

採用する。

という流れをイメージしがちです。

しかし実際には、

そのもっと前があります。

会社を知る。

少し興味を持つ。

SNSを見る。

ホームページを見る。

Googleマップを見る。

何度か会社の情報に触れる。

「ここ、ちょっと気になるな。」

求人を見る。

応募する。

つまり、

応募は採用活動のスタートではありません。

その前に、

「認知」という長いプロセスが存在しているのです。


求人を出してから知ってもらうのでは遅い

人が足りなくなった。

だから求人を出す。

そして、

その瞬間から会社を知ってもらおうとする。

これは、

採用活動でよく起きていることです。

しかし求職者からすると、

昨日まで知らなかった会社です。

求人票を一度見ただけで、

人生の大きな決断である転職先として選ぶでしょうか。

だからこそ、

求人募集をしていない時期から、

会社を知ってもらう必要があります。


SNSは「応募を取る場所」だけではない

SNSを始めると、

どうしても

「何件応募が来たか。」

という数字を見たくなります。

もちろん大切な指標です。

しかし、

SNSにはその前の役割があります。

会社を知ってもらう。

スタッフを知ってもらう。

理念を知ってもらう。

現場の雰囲気を知ってもらう。

地域でどんな活動をしているのか知ってもらう。

つまり、

SNSは応募を獲得するだけの媒体ではなく、

未来の求職者との最初の接点をつくる媒体でもあるのです。


Googleマップも地域活動も「採用」につながっている

会社を知ってもらう方法は、

SNSだけではありません。

Googleマップ。

ホームページ。

地域イベント。

勉強会。

交流会。

他事業所との連携。

こうした活動も、

すべて会社の認知につながります。

例えば、

地域イベントで会社を知った看護師が、

半年後に転職を考えるかもしれません。

Googleマップで事業所を見かけた理学療法士が、

一年後に求人を見つけるかもしれません。

そのとき、

「あ、この会社知ってる。」

という状態になっている。

この差は、

採用において非常に大きいものです。


大手ではないからこそ「知ってもらう」

大手法人には、

すでに認知があります。

名前を聞いたことがある。

病院を知っている。

施設を見たことがある。

それだけでも、

求職者にとって安心材料になります。

一方で、

地域の中小規模の医療・介護・福祉事業所は、

待っているだけでは知ってもらえません。

だからこそ、

自分たちから発信する必要があります。

大手と広告費で戦うのではなく、

地域での接点や、

現場のリアル、

スタッフの人柄、

会社の価値観を継続的に届ける。

そこに、

小さな会社だからこそできる採用広報があります。


「魅力を増やす」前に「魅力を届ける」

応募が来ないと、

もっと待遇を良くしよう。

もっと福利厚生を増やそう。

もっと魅力的な会社にしよう。

と考えてしまいます。

もちろん、

職場環境を良くする努力は必要です。

しかし、

すでにある魅力が誰にも届いていない状態で、

さらに魅力を増やしても、

採用にはつながりません。

まず必要なのは、

今ある魅力を見つけること。

そして、

それを言葉にして、

求職者へ届けることです。


最後に

採用できない理由を、

「魅力不足」

だと決めつける前に、

一度考えてみてほしいことがあります。

あなたの会社は、

求職者に知られているでしょうか。

SNSで見たことがある。

Googleマップで見たことがある。

地域で名前を聞いたことがある。

スタッフの顔を知っている。

そんな小さな認知の積み重ねが、

未来の応募につながります。

知られていない会社は、

比較されることすらありません。

だから私たちは、

採用できない原因を考えるとき、「魅力があるか」だけではなく、「その魅力が知られているか」を考えることが、採用広報の第一歩だと考えています。


株式会社視える化は、理学療法士2名で立ち上げた、医療・介護・福祉業界に特化したブランディング支援を行っています。

これまで2000人以上の声を現場で聴いてきた中で見えてきたのは、「思ってたんと違う」という言葉の裏にある構造的課題です。

理学療法士をはじめとする医療従事者の離職背景には、採用のミスマッチや、理念やビジョンが十分に伝わらないままの入職があります。結果として、人材不足や離職率の上昇、膨らみ続ける採用コストという悪循環が起きています。

私たちは、企業のリアルを可視化し、現場のリアルを丁寧に言語化することで、理念や価値観の一致を生む採用広報戦略を設計します。

「想いを視えるカタチに」することこそが、医療・介護・福祉業界における持続可能な組織づくりの第一歩だと考えています。