なぜいい職場なのに人が集まらないのか

この記事は、
医療・介護・福祉業界に特化した
SNS採用・ブランディング支援を行う
株式会社視える化の考え方をまとめたものです。


良い職場なのに採用できない

採用の相談を受けていると、よくこんな声を聞きます。

「うちは人間関係が良いんです」

「離職率も低いんです」

「利用者さんからの評判も良いんです」

「スタッフも長く働いてくれています」

それなのに、

求人を出しても応募が来ない。

見学は来るけど応募につながらない。

採用できても定着しない。

これは医療・介護・福祉業界で非常によく起きている現象です。

そして多くの事業所は、

「もっと待遇を良くしなければ」

「もっと求人広告費をかけなければ」

と考えます。

しかし本当にそうなのでしょうか。


人材不足は業界全体の課題

まず前提として、

医療・介護・福祉業界は慢性的な人材不足です。

少子高齢化によって働き手は減少しています。

一方で、

高齢者人口は増え続けています。

つまり、

働く人は減るのに、

サービスを必要とする人は増えている。

この構造だけ見ても、

採用が難しくなるのは当然です。

しかし、それだけでは説明できない事業所があります。

同じ地域。

同じ職種。

同じ条件。

それでも応募が集まる事業所と、

集まらない事業所が存在します。


求職者の行動は変わっている

昔の求職活動はシンプルでした。

求人票を見る。

応募する。

面接を受ける。

入職する。

しかし今は違います。

求職者は応募前に徹底的に調べます。

例えば看護師や介護士、理学療法士が転職を考えた時、

まず求人サイトを見ます。

そして気になった職場があれば、

ホームページを見る。

Googleマップを見る。

Instagramを見る。

口コミを見る。

スタッフ紹介を見る。

場合によっては管理者のSNSまで見る。

つまり、

応募前に職場見学をしているような状態です。


求職者が本当に知りたいこと

求職者が知りたいのは、

給与や休日だけではありません。

もちろん条件は大切です。

しかし条件だけで職場を決める人は少なくなっています。

なぜなら、

多くの人が一度は

「思ってたんと違う」

を経験しているからです。

そのため求職者は、

・どんな人が働いているのか

・どんな雰囲気なのか

・管理者はどんな人なのか

・利用者さんとの関わり方はどうなのか

・価値観は合いそうか

を確認しています。

つまり、

職場のリアルを知りたいのです。


良い職場ほど発信できていない

ここが非常にもったいない部分です。

本当に良い職場ほど、

発信ができていません。

理由は単純です。

忙しいからです。

利用者さんの対応。

スタッフのフォロー。

書類業務。

地域連携。

日々の業務に追われています。

その結果、

SNSは後回し。

ホームページは数年前のまま。

Googleマップも更新なし。

となってしまいます。

しかし求職者からすると、

情報が存在しないのと同じです。


良い職場と伝わる職場は違う

採用で重要なのは、

良い職場を作ることだけではありません。

良さが伝わる職場になることです。

どれだけスタッフを大切にしていても、

どれだけ理念を大切にしていても、

伝わらなければ存在しないのと同じです。

実際、

求職者は職場の内部を見ることができません。

だからこそ、

見える情報から判断します。

その時、

発信している事業所の方が有利になるのは当然です。


採用は広報活動になった

これからの採用は、

求人広告だけでは成り立ちません。

採用は広報活動です。

自分たちはどんな職場なのか。

どんな価値観を持っているのか。

どんな人と働きたいのか。

それを継続的に発信することが必要になります。

SNSも、

Googleマップも、

ホームページも、

全て採用媒体です。

求職者はそこから職場のリアルを感じ取っています。


最後に

良い職場なのに人が集まらない。

その原因は、

職場が悪いからではありません。

多くの場合、

良さが伝わっていないだけです。

求職者の行動は大きく変わりました。

求人票だけで応募する時代は終わっています。

だからこそ、

現場のリアルを発信すること。

価値観を言語化すること。

働く人の姿を見せること。

これがこれからの採用には欠かせません。

良い職場を作ることと同じくらい、

良さを伝えることが重要な時代になっているのです。


株式会社視える化は、理学療法士2名で立ち上げた、医療・介護・福祉業界に特化したブランディング支援を行っています。

これまで2000人以上の声を現場で聴いてきた中で見えてきたのは、「思ってたんと違う」という言葉の裏にある構造的課題です。

理学療法士をはじめとする医療従事者の離職背景には、採用のミスマッチや、理念やビジョンが十分に伝わらないままの入職があります。結果として、人材不足や離職率の上昇、膨らみ続ける採用コストという悪循環が起きています。

私たちは、企業のリアルを可視化し、現場のリアルを丁寧に言語化することで、理念や価値観の一致を生む採用広報戦略を設計します。

「想いを視えるカタチに」することこそが、医療・介護・福祉業界における持続可能な組織づくりの第一歩だと考えています。