良いスタッフほど、自社の魅力を言葉にできない理由
この記事は、
医療・介護・福祉業界に特化した
SNS採用・ブランディング支援を行う
株式会社視える化の考え方をまとめたものです。
「うちの魅力って何ですか?」
採用広報の打ち合わせで、現場スタッフにこんな質問をすることがあります。
「この職場の魅力って何ですか?」
すると返ってくる答えは、
「普通ですよ。」
「特別なことは何もないです。」
「どこもこんな感じじゃないですか?」
という言葉です。
実は、この答えが返ってくる職場ほど、人間関係が良く、利用者さんからも信頼されていることが少なくありません。
では、なぜ本当に良い職場ほど、自社の魅力を語れないのでしょうか。
毎日見ている景色は「当たり前」になる
毎日働いていると、
今の職場の雰囲気が当たり前になります。
朝の挨拶。
スタッフ同士の何気ない会話。
困った時に自然と助け合える環境。
利用者さんとの距離感。
こうしたものは、そこで働いている人にとっては日常です。
だから、
「魅力」として認識しなくなります。
しかし、その当たり前は、
他の職場では当たり前ではないかもしれません。
求職者は「普通」が知りたい
求職者が知りたいのは、
特別なイベントではありません。
豪華な福利厚生でもありません。
本当に知りたいのは、
「普段の職場」です。
昼休みはどんな雰囲気なのか。
スタッフ同士はどんな話をしているのか。
管理者との距離は近いのか。
利用者さんとの関わり方はどうなのか。
つまり、
その職場にとっての"普通"
を知りたいのです。
「当たり前」が差別化になる
例えば、
新人が困っていたら自然に誰かが声をかける。
多職種が気軽に相談し合える。
利用者さんの変化をみんなで共有する。
一見すると、
「普通のこと」です。
しかし、
それができていない職場もあります。
だからこそ、
その普通こそが、
他社との差別化になります。
魅力は特別なところではなく、
日常の中に隠れているのです。
外部だから見える魅力がある
私たちが事業所へ伺うと、
スタッフの皆さんが気づいていない魅力をたくさん見つけます。
「その声かけ、すごく素敵ですね。」
「その関わり方は他にはあまりありません。」
「その文化は御社らしさですね。」
すると、
スタッフの皆さんは驚かれます。
「そんなことが魅力になるんですか?」
と。
実は、
現場にいる人ほど、
自社の魅力は見えなくなるものなのです。
採用広報は魅力を"作る"仕事ではない
採用広報というと、
魅力を作る仕事だと思われがちです。
しかし本当は違います。
採用広報とは、
すでに存在している魅力を見つけ、言葉にする仕事です。
現場には必ず魅力があります。
問題は、
それが伝わっていないこと。
だから必要なのは、
現場をよく見て、
当たり前を言語化することなのです。
最後に
良い職場ほど、
「何も特別なことはしていません。」
と言います。
でも、その何気ない日常こそが、
求職者にとっては一番知りたい情報です。
だからこそ、
採用広報で大切なのは、
新しい魅力を作ることではありません。
今ある魅力に気づき、
それを言葉にして届けること。
その積み重ねが、
理念に共感する仲間との出会いにつながるのだと思います。
株式会社視える化は、理学療法士2名で立ち上げた、医療・介護・福祉業界に特化したブランディング支援を行っています。
これまで2000人以上の声を現場で聴いてきた中で見えてきたのは、「思ってたんと違う」という言葉の裏にある構造的課題です。
理学療法士をはじめとする医療従事者の離職背景には、採用のミスマッチや、理念やビジョンが十分に伝わらないままの入職があります。結果として、人材不足や離職率の上昇、膨らみ続ける採用コストという悪循環が起きています。
私たちは、企業のリアルを可視化し、現場のリアルを丁寧に言語化することで、理念や価値観の一致を生む採用広報戦略を設計します。
「想いを視えるカタチに」することこそが、医療・介護・福祉業界における持続可能な組織づくりの第一歩だと考えています。