採用ミスマッチは誰の責任か
“ズレ”は人の問題ではなく構造の問題
採用ミスマッチは誰の責任なのか
「思っていた職場と違った」
「こんなはずじゃなかった」
医療・介護・福祉業界で、
この言葉は珍しくありません。
では、この“ミスマッチ”は誰の責任なのでしょうか。
応募者の責任でしょうか。
面接担当者の責任でしょうか。
紹介会社の責任でしょうか。
結論から言えば、
それは個人の責任ではありません。
ミスマッチは“人”の問題ではない
多くの場合、こう処理されます。
「うちのカラーに合わなかった」
「考え方が違った」
しかしそれは結果論です。
ミスマッチとは、
正しさと正しさのすれ違いです。
応募者には応募者の正義があり、
事業所には事業所の正義があります。
その前提が共有されないまま入職すれば、
ズレは必ず起きます。
情報不足が期待値を歪める
求人票にはこう書かれます。
・アットホーム
・やりがい
・成長できる
しかし本当に重要なのは、
・理念の温度感
・裁量の範囲
・意思決定の速さ
・組織の空気感
これらが伝わっていなければ、
条件が合っていてもミスマッチは起きます。
採用ミスマッチの正体は、
情報不足による期待値のズレです。
採用は“選ぶ”行為ではない
採用は企業が選ぶ行為ではありません。
働く側もまた、
企業を選んでいます。
だから本来は、
「選ばれなかった」ではなく
「選び合えなかった」です。
採用は一方通行ではなく、
双方向の意思決定です。
本当の問題は“言語化不足”
ミスマッチが繰り返される組織には、
共通点があります。
・思想が言語化されていない
・価値観が可視化されていない
・来てほしい人物像が曖昧
これでは、
偶然のマッチングに頼るしかありません。
採用は偶然ではなく、
設計の問題です。
結論
採用ミスマッチは、
誰かを責める問題ではありません。
問うべきは、
何が見えていなかったのか。
採用は“集める”ものではなく、
選び合うための情報設計です。
株式会社視える化は、理学療法士2名で立ち上げた、医療・介護・福祉業界に特化したブランディング支援を行っています。 これまで1000人以上の声を現場で聴いてきた中で見えてきたのは、「思ってたんと違う」という言葉の裏にある構造的課題です。 理学療法士をはじめとする医療従事者の離職背景には、採用のミスマッチや、理念やビジョンが十分に伝わらないままの入職があります。結果として、人材不足や離職率の上昇、膨らみ続ける採用コストという悪循環が起きています。 私たちは、企業のリアルを可視化し、現場のリアルを丁寧に言語化することで、理念や価値観の一致を生む採用広報戦略を設計します。 「想いを視えるカタチに」することこそが、医療・介護・福祉業界における持続可能な組織づくりの第一歩だと考えています。