盛らない採用が信頼を生む理由
この記事は、医療・介護・福祉業界に特化したSNS採用・ブランディング支援を行う株式会社視える化の考え方をまとめたものです。
求人は魅力的なのに、なぜ辞めてしまうのか
医療・介護・福祉業界では、人材不足が大きな課題となっています。
そのため採用活動では、
・働きやすい職場です
・スタッフ同士が仲良しです
・アットホームな雰囲気です
・成長できる環境があります
そんな言葉が並びます。
もちろん嘘ではないのでしょう。
しかし、入職した人から聞こえてくるのは
「思っていたのと違った」
という言葉です。
私たちは1000人以上の医療従事者の声を聞く中で、この言葉を何度も耳にしてきました。
そして、このミスマッチこそが離職の大きな原因の一つだと感じています。
良く見せるほど期待値は上がる
採用活動では、どうしても良い部分を見せたくなります。
それは当然です。
少しでも魅力的に見せたい。
少しでも応募を増やしたい。
そう考えるのは自然なことです。
しかし、ここに落とし穴があります。
採用とは「選ばれる活動」であると同時に、「選んでもらう活動」でもあります。
良い部分だけを見せれば見せるほど、応募者の期待値は上がります。
そして現実とのギャップが大きくなればなるほど、
「思ってたんと違う」
につながってしまうのです。
求めているのは完璧な職場ではない
求職者が知りたいのは、完璧な職場ではありません。
本当に知りたいのは、
・どんな人が働いているのか
・どんな価値観を大切にしているのか
・どんな課題があるのか
・どんな人が合うのか
です。
実際に働くのは求人票の中ではありません。
現場です。
だからこそ、
現場のリアルを伝えることが重要になります。
弱みを見せる勇気
多くの事業所は弱みを隠します。
・人手不足
・教育体制の課題
・業務改善の途中段階
こうした情報はマイナスに見えるからです。
しかし、隠して入職してもらったとしても、いずれ現場で分かります。
むしろ、
「今こういう課題があります」
「だから一緒に解決してくれる人を探しています」
と伝える方が共感を生むことがあります。
完璧な職場よりも、
正直な職場の方が信頼される時代になってきているのです。
採用は数ではなく一致
採用活動の目的は応募数を増やすことではありません。
本当に大切なのは、
理念や価値観が合う人と出会うことです。
そのためには、
盛ることよりも伝えること。
飾ることよりも見せること。
そして、
現場のリアルを丁寧に言語化することが必要です。
最後に
採用は企業が人を選ぶ活動ではありません。
企業もまた選ばれています。
だからこそ、
応募を増やすために良く見せるのではなく、
価値観が合う人と出会うためにリアルを伝える。
それが結果として、
離職を減らし、
採用コストを下げ、
長く働ける組織づくりにつながるのだと思います。
盛らない採用は、応募数を減らすかもしれません。
しかし、
本当に合う人との出会いは増やしてくれる。
私たちはそう考えています。
株式会社視える化は、理学療法士2名で立ち上げた、医療・介護・福祉業界に特化したブランディング支援を行っています。
これまで2000人以上の声を現場で聴いてきた中で見えてきたのは、「思ってたんと違う」という言葉の裏にある構造的課題です。
理学療法士をはじめとする医療従事者の離職背景には、採用のミスマッチや、理念やビジョンが十分に伝わらないままの入職があります。結果として、人材不足や離職率の上昇、膨らみ続ける採用コストという悪循環が起きています。
私たちは、企業のリアルを可視化し、現場のリアルを丁寧に言語化することで、理念や価値観の一致を生む採用広報戦略を設計します。
「想いを、繋がるカタチに」することこそが、医療・介護・福祉業界における持続可能な組織づくりの第一歩だと考えています。